◆形態:木地漆箔、玉眼、蓮台截金 ◆法量:総丈:119cm、阿弥陀如来佛像本体:61.5cm。
◆修復内容:①漆箔金佛像に使用された金箔、金粉の中の金、銀、銅、及び彩色層の絵の具の金属元素の成分に対して一切悪影響のない独自調合した天然素材洗浄液を使用して、古佛像に固着している煤、埃、油脂などを除去。②台座、身光、頭光の木工補強、修繕、欠損箇所の新調。③蓮台解体、補強葺き直し。④欠損箔の部分補箔、古色加工。
◆天然素材の洗浄液での洗浄と欠損箇所のみの補箔補修は繊細な彫りの原形を保つ革新的な漆箔金地古佛像の修理方法
四百年余りのこびり付いた煤、埃、油脂などにより、本来の金箔の
輝きが全く見られない状態
戸寸法 丈:1810mm×幅:903mm 絵寸法丈:1587mm×幅:775mm
森 寛斎(もり かんさい)文化11年1月11日(1814年3月2日) - 明治27年(1894年)6月2日)は、日本の幕末から明治時代に京都を中心に活躍した絵師、日本画家。本姓は石田。幼名は幸吉、のち尚太郎。諱は公粛。字は子容、 または寛仲。寛斎は号で、森狙仙、森徹山、森一鳳・寛斎と続く森派の絵師。温和で情趣的な画風で、「明治の応挙」と評された。
古佛像瓔珞の洗浄修復
天然洗浄液を用いて、当工房の独自の洗浄技術によって、通常の金メッキ修復を行わず、本来の輝きを甦らせます